男だけど#KuTooに賛成する

 

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#KuToo というムーヴメントが社会を賑わせている。
この運動は端的に言えば「パンプス強制って本当に必要な文化なの??」と社会に疑問を投げかけるもので、その試みには全面的に賛同したい。

パンプスを履くことがマナーとなっている場面は様々あるが、そのすべてで本当にパンプスが必須なのだろうか?

たとえば結婚式場のスタッフのように、儀礼にまつわる職業であればパンプス着用にも一定の合理性があるだろう。主賓も来場者も正装している中、スタッフだけラフな格好を貫くことには違和感がある。


しかし就職活動のように歩き回ることが強制されるシチュエーションにおいて、パンプス着用を義務づけるのはあまりに酷である。
自分は男性でありパンプスは履いたことはないが、革靴のせいで靴擦れを起こしたこともあるし、今でもその傷跡は残っている。

その傷はたぶん一生消えないのだろう。


当たり前の話だが、合説やら何やらで数kmも歩けば当然革靴でもかなり足に負荷がかかるし、就職活動で初めてスーツを着る学生だって珍しくない。
歩きやすい革靴とかもあるけどそういうのは大抵値が張るので、学生には手が届かないし…
そりゃ靴擦れだって起きるよ。

どうやらパンプスは革靴よりさらに足への負荷がキツいらしく、そんな装備で歩き回るだなんて、そら恐ろしい。
実際友人や同僚の女性から「マジでパンプスがキツい」という話を聞いたこともあるし、個人的には「もうパンプス規制しちゃえよ」とすら思う。

就職活動には儀礼的な側面があるからパンプスにすべき、という理屈はわからなくもない。
就活生からすれば人生を左右される闘いだし、採用側としても会社の命運が左右される大博打だ。
ある程度服装に制限がかかるのは仕方ない面もあるだろう。

でもわざわざパンプスや革靴である必要はあるのか?
もうちょっとマシな選択肢があるだろ、と。

とは言えいきなり「パンプスも革靴も全廃せよ!」と主張しても強い反発を生むだろうから、徐々に変えていくしかないんだろうな。
うまくブームにできず下火になっている「通勤時はスニーカーでええやん」的な運動とか、その辺りから再興していくものいい。

黎明期は「ダサい」とか「最近の若いやつは」とか言われそうだけど、そんな声もいずれ消え去ることだろう。
「カジュアルでええやん」という声が大きくなれば、なんとなくムードに流される人もきっと増えるはずだ。
俺たちは雰囲気で社会をやっている。

もちろんオフィスカジュアルに反対する意見のすべてが不合理だとは思わないし、反対派ともきっちり対話していく必要はあると思うけど、俺は#KuToo含めオフィスカジュアルに賛成だ。
事務職なのにパンプス強制とか、そういう謎ルールはもうやめてこうぜ。

まあ、俺がパンプス強制に異を唱えることには打算的な側面もある。
女性のパンプス強制がなくなれば男性のスーツ強制文化も緩和されていくのではないか、と期待しているのだ。

ちなみに俺がいま働く職場に限って言えば女性はみんな私服なので、男性も比較的カジュアルめのスーツで許されてる。
女性が制服+パンプスを強制されていた前職では男性もカッチリしたスーツ以外許されていなかった。(まあ前職は接客業だったからしょうがない部分もあるけど…)


男女の服装規定の厳しさは相互に連動しており、片方だけが厳しい業界というのはかなり珍しい。男性が私服で働いてる業界で女性従業員がパンプスを強制される、とかほとんどないだろうしな


異性の服装規定が緩和されればもう一方の性もだんだん楽になっていくことを考えれば、男女関係なくどんどん#KuTooに賛同するのが一番効率的に思える。


 

 
ただ、#KuToo提唱者本人は男性の問題を突っぱねたり、偏った主張をリツイートしたりと、なぜか男女の連帯に抵抗を示していて、複雑な気持ちもある。男女が一緒に声を上げた方が効果的だろうに「一旦黙る」ことの必要性がマジで俺にはわからない。
「女性固有」に異様なこだわりを見せるあたり、色々大変な人なんだろう。


幸いなことに本件については「男はすっこんでろ!」とか「女は我慢してろ!」系の過激な主張をしている人はそこまで多くなく、「女性のパンプスも男性の革靴も減らしてこうぜ」って人の方が多いように思える。

過激な意見が支持されがちなヤフコメやはてブでもフラットな意見が多く見られて,

いくらか安心した。

 

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b.hatena.ne.jp

 

 

 
本件に限って言えば異性の口を塞ぐメリットまったく無いしな。

無意味なパンプス強制がなくなって、自分の伴侶や友人知人女性の負担が減るなら願ったり叶ったりだ。
ついででいいから男性の窮屈なスーツ文化も一緒に見直していけたら嬉しいとも思う。

しんどいことは減らしていこうな!